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日本人の資産状況とは?中央値と平均値の差異が示す現実に注目しよう

一般的な日本人ってどれくらいの資産持ってるんですかね?

ツイッターとかだと、億ってる人がゴロゴロいて感覚麻痺しますが。。

ということで今回は、日本人の資産状況について解説していきます。

以下で出てくるデータは、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」を参照しています。

調査の対象は”二人以上の世帯”です。

では早速いってみましょう。

金融資産の保有有無

まずは、金融資産の保有有無を見てみましょう。

ちなみに、金融資産の定義は以下です。

「金融資産」とは、定期性預金、普通預金等の区分にかかわらず、運用のためまたは将来に備えて蓄えている部分とする。事業性資金や実物資産、現金・預貯金で日常的な出入れ・引落しに備えている部分は除く。

 

でわ早速、結果はこちら↓

ちょっと信じがたいですが、金融資産を持っていない世帯がなんと16.1%も存在するんですね。

6世帯に1世帯の計算。。悲しいかな、これが停滞国日本の現状です。。

ただ、その比率は前年に比べて減少しているのが唯一の救いですね。

2019年はだいたい4世帯に1世帯が金融資産を持っていなかったとか、、大丈夫か日本。。

年代別の金融資産額

次に、金融資産保有世帯の中で、年代別の金融資産額を見てみましょう。

ここでは、”平均値”と”中央値”が出てきます。

平均値は単純にそれぞれの世帯の資産額を足し合わせて、世帯数で割ったものです。

但しこれだと、例えば資産を1兆円持ってる人とかがいると、平均値がその外れ値に引っ張られてしまいます。

そこで合わせてみたいのが中央値。

これは資産を低い順に並べて、そのちょうど中央に位置する資産額を指します。

イメージはこんな感じ。

中央値は外れ値に引っ張られないので、どちらかという中央値の方が現実に近いといわれていますね。

では早速、年代別の金融資産額は以下の通りです。

中央値で見ていくと、1000万円を越えるのは50代なんですね。

ここから読み取れる考察としては

  • 20代は単純に給料が安いので資産がなく、
  • 30代~40代は子供の教育費やマイホーム購入などで出費が多いために資産があまり増えず、
  • 50代は、ようやく子供が自立し始めて、しかも給料もピークになるので資産の伸びが加速し、
  • リタイアを迎える60代でしっかり蓄えを持っておき、
  • 70代以降は年金でやりくりしながら資産も切り崩していく

これが一般的な日本人の人生なんでしょうね。

全体の金融資産の推移

次に、全体の金融資産の変化を時系列でみていきましょう。

平均値を見ると、2012年~2019年ではほぼ横ばいなるも、2020年と2021年で急にふえてますね。

内訳をみると2020年は預貯金が増えています。

これは、コロナの影響で国からの補助金が大量に給付されたことや、外食や旅行などを控えるようになって貯蓄が増えたものと考えられます。

一方、2021年は有価証券が大きく増えています。

これは世界的に行われた大規模な金融緩和で株式等の資産価格が大幅に上昇したことが背景にあると考えられます。

2021年の中央値は過去の平均と大差ないので、株式等をたくさん保有している一部の富裕層が平均値を釣り上げていることがよくわかります。

金融資産を増やすには?

さあ、ここまで見ると、やはり悲惨な結果と言えますね。

6世帯に1世帯は金融資産を持たず、30代~40代の金融資産の中央値は1000万円に遠く届かない結果です。。

これが経済低迷国日本の現状。。

しかし悲観的になりすぎる必要はありません。

なぜなら今の中高年世代は資産運用に消極的な世代だったからです。

しかも資産運用している人でも、経済低迷が長く続く日本株に投資している人が多かったはずです。

しかし!!

今は違います!

資産運用に積極的な若者が増えてきていますし、米国をはじめとした成長国の株式に簡単に投資できるようになりました。

しっかりとした知識に基づいた資産運用をすれば、普通のサラリーマンでも巨額の資産を作ることは不可能ではないんですね。

但し、資産運用といっても年率数%程度なので、巨額の資産を作るにはとても長い道のりが必要です。

そこで、「もっと最短距離で資産を築きたい!!」というニーズに応えるべく、資産を加速的に増やせるシステムを開発しています。

中長期という期間で相場で大きな利益を得るためには以下の2つを実行する必要があります。

  • レバレッジを掛ける
  • 暴落を避ける

まとめ

  • 金融資産を保有してない世帯は全体の16.1%。
  • 年代別の保有金融資産の中央値を見ると、20代が235万円、30代が423万円、40代が686万円、50代が1,000万円、60代が1,465万円、70代以降が1,394万円。
  • 全体の金融資産の平均値は2020年と2021年の株高で増えた。但し中央値はそれほど増えず。